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残念ながら日本は1分2敗でブラジルを去ることになりましたが、ワールドカップはまだまだ続きます。毎回ワールドカップでは新しいサッカーの未来が描かれます。今回、個人的に感じているのは以下の3点。
1.3バック(5バック)の時代くる?
よく愛媛においても3バックで「両サイドがDFラインに吸収されて5バックのような形に・・・」とネガティブな意味で5バックが語られることが多いのですが、今回決勝Tに進出したチームは3バック(もしくは5バック)のチームが多いです。普通に考えると守備的に戦うチームが多いのかな、と思いますが、実際はそうではありません。
得点が前回大会の倍近いハイペースでカウントされていることからも決して守備的なチームが多い、というわけではないことが分かります。これはどういうことかと言うと両サイドの運動量が増えている、ということなんだと思います。5バックにおいては自陣の深い場所まで戻って守備をし、攻撃時には前線まで駆け上がる。そういう前後に激しく動き回るサイドの選手が重用されているとも言えます。
2.ドリブラ―復権
次に感じるのはドリブラ―の存在です。バルセロナに代表されるパスサッカーにおいてはドリブルはあまり重要視されていなかったように思います。「ボールは汗をかかない」と良く言われました。しかし、今大会では鋭いスルーパスを放つパサーよりもネイマールやロッベンのように「生粋のドリブラ―」の活躍が目立ちます。これはフリーキックの技術が向上したがために、むやみにファウルで攻撃を止めることが難しくなったのと同時に、ブロックを作って守備を固めた相手にはパスでなくドリブルが有効である、ということが言えると思います。
またカウンター狙いの戦術を選択した際にも速いドリブラ―が1人いるだけでカウンターの切れ味が鋭くなります。ドリブラ―にもいろんなタイプがいますが、ネイマールのようにフットサルの技術をベースに持つ選手が増えた、というのも一因かもしれません。
3.全体のレベルが拮抗してきた
一部のモンスタークラスのチームをのぞくとアフリカや北米のチームが南米やヨーロッパのチームに実力的に拮抗してきたように思います。戦前の予想でスペイン、イタリア、イングランドがグループリーグで敗退するとはあまり予想されてなかったように思います。
もちろんブラジル開催なので南米のチームが有利に戦っているのは間違いないのですが、アフリカ勢の健闘も光ります。これは若くて優秀な指導者が増えた、ということが要因だと思います。逆にアジアは全体的に成長がやや鈍化してるようにも思いますね・・・。
グループリーグでの戦いを一通り見てみると、ブラジルとオランダの実力が少し抜きんでているようにも思います。
ひとまずは美しいオレンジのオランダを応援したいと思います。